本事業は終了いたしました。(ウチコミくんの販売も併せて終了しました)
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●開発の背景 ◆視覚障害者のためのインターネット講座 SCCJでは財団法人京都市社会教育振興財団(京都市)、京都ライトハウスなどとのパートナーシップによって視覚障害者のためのインターネット講座(90分x15回)を1999年5月より開催して来ました。京都で開催しているにも関わらず、大阪、神戸、和歌山、奈良、滋賀など他府県からも積極的な参加があり、受講生は2000年8月末で約70人になります。この講座のカリキュラムは、インターネットを教えるのが目的ですが、受講者の方々には、どうしても最初にブラインドキー操作を覚えてもらう必要があり、15回のコースのうち半分くらいをその学習に使わざるを得ませんでした。 視覚障害者と晴眼者ではパソコン練習の流れが大きく違います。最初に8回程度もキーボードの練習をしなければいけない理由は、晴眼者は初心者でもいきなりWindowsを手探りで使い始め、PC上でWindowsを使う練習とキーボードの練習を並行して行う事ができますが、視覚障害者の場合はまず、キーボードという空間概念を把握し、キー配列を覚えなければいけないという制約からきています。 視覚障害者にとって、文字入力はパソコンを使う上で大きなハードルとなっています。それにも関わらず現在、視覚障害者を対象とした日本語キーボード練習用ソフトウェアは存在していません。そこで、起動から終了まで画面表示やウィンドウ操作を全く必要としないキーボード練習環境を実現し、これにより、パソコンを初めて学ぼうとする視覚障害者が、介助者なしでブラインドキー操作の学習ができる環境にすることが重要です。 ◆音声によるキーボード練習機「耳で覚えるタイピング ウチコミくん」 そこで、SCCJは京都工芸繊維大学工芸学部電子情報工学科と音声によるキーボード学習方法に関して共同研究をスタートさせ、音声によるキーボード練習機「耳で覚えるタイピング ウチコミくん」の試作版(Linux環境で稼動)を開発してきました。その結果、音声だけによるキーボード練習は、学習効果があることがわかり、2000年3月に電子情報通信学会福祉情報工学研究会でその詳細の発表をおこないました。 http://www-vox.dj.kit.ac.jp/nishi/work/2000-03-09-wit.html http://www.sccj.com/news/p2000_3_3.html http://www.sccj.com/presen/2000_3_20/2000_3_20.html
●ウチコミくんデモ。音声で聞くことができます。(2000年3月発表時のバージョンです) ◆Windows版オープンソース「ウチコミくん」ソフトウェア そこで、Linux版ウチコミくんの開発を中断し、Windows版のウチコミくんの開発を優先し、 ソフトウェアに関しては、オープンソースとする。 という条件で開発をすすめることになりました。
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