第6回京都研究会2006

無事終了いたしました。多数のご参加、まことにありがとうございました!

講師の皆さんによるパネルディスカッションの写真 レセプションの様子の写真 分科会会場の様子の写真
  作文コンクール受賞式の様子  

今後とも、SCCJをよろしくお願い致します。

企画趣旨

 大規模な自然災害に対して、私たちの暮らしやまちを守るためには、様々な努力が必要とされますが、その防災の基盤として、情報通信技術の発展とそのネットワークの整備が重要度を増してきているように思います。 「第7回 京都研究会2005」では、ICTによる防災・減災の可能性を、多面的に検討したいと考えています。

 私たちは日々の暮らしの中で様々な災難にあう可能性があります。特に多くの市民が直面しているのが、自然災害です。発生の確率が高いとされる東南海地震、このところ毎年上陸し猛威を振るう台風、これらが引き起こす火災や水害など、国内外の自然の猛威は都市化した現代社会を崩壊させるほどの威力を持っています。
そして、しばしばこうした災害の被災者や犠牲者の中には、高齢者や障がいのある人、子供、外国人といった社会的弱者も多いのです。

 まずは災害を未然に防ぐこと、また仮に万一被災するとしても災害時にその被害を最小限にとどめること、そして災害後のスムーズな救援や復旧を実現することが、多くの市民の願いでしょう。つまり、みんなが、災害に弱いまちから災害に強いまちに変えて行くこと、そして誰でもが災害から逃れられる、あるいはまたすばやい救援や復旧が行われることを、望んでいるのです。

 そのためには、大規模な公共事業が必要ですし、土地利用や住宅のあり方、防災体制や救急体制整備も厳しく問われなければなりません。しかしそうした整備には時間もかかりますし、これら国や自治体を中心にした活動でできることには限界もあります。むしろ、市民自身が防災や減災に努めること、そのための準備を日常から怠らないことが重要です。そうした市民の活動には、人と人のつながり、ヒューマンネットワーク、そして災害にかかわる情報が必要です。
いいかえれば、災害に際して、市民が行動を起こすことができる、その活動を支える基盤が必要なのです。

 情報通信技術の発達とネットワークの整備は、不十分とはいえ災害の予測や被災の状況を明らかにし、多くの人々にその情報を伝えることを可能にしつつあります。その活用はまだ始まったばかりですが、近年の災害時やその救援においても、大きな力を発揮しています。

 第7回京都研究会では、防災や減災のために、こうした情報通信技術に何ができるのかを探り、これまで蓄えられてきた人々の災害に対処する知恵を組み合わせてみることで、災害に強いまちづくりや災害に強い市民づくりの検討を進めてみたいと考えています。私たち市民が、自ら、いつ遭遇するかわからない災害に対する備えを行い、そして災害発生時に、なすべきことは何なのか、何が出来るのかを知り、行動することが重要です。そのためには、過去の事例から多くを学ぶことも大切です。それを踏まえた上で、防災や減災を実現するために、
新たな情報通信基盤の可能性を探り、行政でできることや民間でできることを明らかにし、市民自身にできることや市民による安心・安全のヒューマンネットワークづくりを展望してみたいと思います。

 真に「安心・安全なまちづくり」を実現していくための重要なステップとするべく、第7回の京都研究会を開催します。多くの方々のご参加をお待ちしております。

(SCCJ代表理事・同志社大学大学院総合政策科学研究科教授 新川達郎)



日時

2005年12月2日(金)13:00〜翌朝

進行

第1部 研究会 『ICTは防災・減災のまちづくりに何ができるのか』
13:00〜13:10 開会あいさつ
13:10〜15:50
質疑応答、休憩含む
講演
『災害時における重要通信確保に向けた方策』
竹内 英俊
総務省総合通信基盤局 監視管理室長
『販売累計500万台を超えたらくらくフォンと障害のある人への災害支援』
新城直、平賀一樹
View−Net神奈川 会長、ビジネス・ブレークスルー大学院大学 学生
藤原 洋 株式会社インターネット総合研究所 代表取締役所長 最高経営責任者
八剱 洋一郎 株式会社ウィルコム 代表取締役社長
國領 二郎
慶應義塾大学 環境情報学部教授
15:50〜16:30 会場参加者・スピーカーを交えた総合討論会
コーディネータ:國領 二郎 慶應義塾大学 環境情報学部教授
16:30〜16:45 どこカル.ネット『第1回未来のお医者さん・看護師さん作文コンクール』
最優秀賞表彰式
17:00〜18:30 スピーカーを交えたレセプション
別会場へ移動(同敷地内「和風別館」)
第2部 分科会 『生活者中心の防災に強いまちづくり』車座トーク
18:40〜20:00 伊藤 秀一 京都府企画環境部IT政策監
新城 直 VIEW−NET神奈川 会長
岡部寿男 京都大学学術情報メディアセンターネットワーク研究部門教授/みあこネット普及支援事業事業統括責任者
『防災時における、記者発表のネット配信の事例』
小篠 洋一
株式会社メディアサイト取締役新規事業開発
別会場へ移動(京町家「庵」)
夜塾 『ユビキタス時代の防災社会をつくろう!』
21:00〜23:00 話題提供者、夜塾参加者によるプレゼントーク
朝までトーク 京都研究会恒例の膝詰めトーク
23:00〜翌朝 宿泊者限定による議論の場

会場

・研究会(13:00−17:00)、レセプション(17:00〜18:30)、分科会(18:40−20:00)

場所:京都市国際交流会館
住所:京都市左京区粟田口鳥居町2番地の1
電話:075-752-3010

・夜塾(21:00〜23:00)、朝までトーク(23:00〜翌朝)

場所:京町家「庵」
京都市下京区押小路通東洞院

※当研究会の問い合わせに関しては、会場ではなくSCCJ事務局(075-257-3777)へご連絡ください。

参加費

 
社会人
学生
一般
SCCJ会員
 
Aプラン
(第1部研究会のみ)
7,000
5,000
3,000
Bプラン
(第1部研究会・レセプション)
Aプラン+3,000円
Aプラン+3,000円
Aプラン+3,000円
Cプラン
(第1部研究会・レセプション・第2部分科会・夜塾)
Aプラン+4,000円
Aプラン+4,000円
Aプラン+4,000円
Dプラン
(第1部研究会・レセプション・第2部分科会・夜塾・宿泊あり
※場所の関係上、宿泊は限定16名
Aプラン+14,000円
Aプラン+12,000円
Aプラン+12,000円
※単位:円(税込み表示)
※宿泊は、和室の相部屋となりますのでご了承ください。

お申し込み

*宿泊を希望される場合は、宿泊場所の定員から、人数限定とさせて頂きます。お早めにお申し込みください。
*申し込まれた後は出来るだけ早めにご入金手続きをお済ませください。

ボランティア運営委員募集中!
研究会開催にあたりボランティアを募集します。ボランティアでしか覗けない裏側を覗いてみませんか?!ボランティアをしながら公衆無線インターネットや時代の最先端についての知識を深めるチャンスです。

参加人数

定員150名

主催

特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)

後援(交渉中含む)

京都府、京都市、京都商工会議所、京都新聞


● 主催団体について

特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)

1999年1月17日設立。コミュニティの情報化推進による、21世紀の人材育成、社会性のあるビジネスインキュベーション、緩やかな雇用の創出により循環型コミュニティの構築を行い、物心ともに健全で豊かな社会の形成を目指しています。主な取り組みはこちら


●お問い合わせ

京都研究会、ご宿泊に関するお問い合わせ、また当日の取材に関するお問い合わせ。
SCCJ事務局 TEL075-257-3777 FAX075-257-3778 info@sccj.com

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